FC2ブログ
桜雪舞幻想世界(偽)
スポンサーサイト
-------- -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
別窓 | スポンサー広告
2016-01/04-Real-新年
2016-01-04 Mon 00:28
三が日が終わろうとしています.藤原です.

新年ということで何か一個記事を書いておこうと思っています.ネタは今頭を捻って考えています.

それでは追記からどうぞ.


本当はクリスマス~年末~正月で一つオリジナルの話を一本書いてアップし,それを紹介しつつ適当に記事にしようと思っていたのですが,
残念ながら書けませんでした(照笑).物語を書くことは難しいことだなぁと思いました.
それらは書くのをやめたわけではないので,そのうちアップされていくと思います.良い作品としてアップできればと思います.


さて,じゃあ何を書こうか,となったんですが,最近は実は本をそこそこ読んでいたことを思い出しました.
それら本の感想は読了とともに簡単にTwitterでつぶやいていたのですが,それだけではもったいないなぁと.
少し詳しめにここで書いていこうと思います.


○ふたり(赤川次郎)
表紙の画像を貼ったりAmazonのリンクを貼ろうと思ったんですけどよくやり方がわからなかったのでやめました.気になる人は各自ググってください.
さて,こちらの作品は「ふたり」は双子の妹が主人公となります.姉に比べてやや幼く成長の遅れていた彼女が徐々に成長していくという,ストーリー重視のシリアス感動系のお話といったところでしょうか.主人公が次々課題にぶつかり,それを姉とともに乗り越えて成長していくというのが爽快(?)でした.主人公が困難に立ち向かい,最終的に成長していくと嬉しい気持ちがありました.普通に面白かったです.
あとは……何でしょう,非常に可もなく不可もない小説なので,「趣味は読書です」「何読んだの?」という会話のときにすらっと出せるので僕は助かりました.模範的な小説というか,教科書に載ってもおかしくないような文章です.少なくとも,「藤原くん何読んだの?」「ノーゲーム・ノーライフ!」というのは外では言えませんし.


○金曜のバカ(越谷オサム)
確か5~7編くらいの短編集だったと思います.全体的にややギャグよりの文体とストーリーながら読みながら何となく胸にくるシリアスさや切なさが隠れています.僕はそう感じました.
どれも起承転結が面白く読み応えがありました.物語自体も結構速いスピードで進んでいくのでテンポもいいですね.
この作品と同じ著者の作品として下に挙げる「陽だまりの彼女」という超有名な作品がありますが,個人的にはこの人は短編集の方が向いているんじゃないかと思いました.
「小説なんてかったるくて読んでらんないよ!」という人でも,ちょうどいい長さ・内容・テンポですとんすとんと読んでいけるので非常におすすめです.僕は飽きっぽい性格で,ちょうど読書に嫌気が差していたころにこの本を手にしたのですが見事この本のおかげで読書に復帰できた記憶があります.


○陽だまりの彼女(越谷オサム)
Twitterでも何度も絶賛した記憶があります.
始めは「有名らしいし読んでみるか」という軽い気持ちで手にしたのですが予想を遥か超えた面白さで感動しました.一周目を読んだ時は泣きそうになり,オチで泣き笑いしました.
基本は不思議な雰囲気の女の子との恋愛小説ですね."女の子"と書きましたが,だいたい社会人のころがメインで結婚あたりの話も出てきます.学生ではないです.
全体的にタイトルの通りどこか暖かい感じのする物語です.べたつかない恋愛と言えばいいのでしょうか? ひたすら純粋で読んでいてほっとする小説です.

ちなみにこれと同じく「有名らしいし読んでみるか」と思って手に取った本は他に「桐島、部活やめるってよ」「氷点」がありますがどっちも全く面白くなくて読み終わってすらいません.てか3ページくらいしか読んでないと思います.もうちょっと読んだら面白くなるのかもしれませんが読み進められないので仕方ありません.


○マスカレード・ホテル(東野圭吾)
「有名らしいし読んでみるか」に続きいずれ東野圭吾の本を読んでみたいと思っていた中の一冊です.
大学の後輩が「東野圭吾読みました」と言ったので「何読んだの?」と浅ましくも僕が突っ込んだら教えてくれた一冊です.F君,変なところで突っ込んでしまってごめんね.

さて,この本は普通に面白かったです.まず触れておきたいのは,最近Twitterで「東野圭吾と下町ロケットは高齢者向けラノベ」というのが一瞬流行りまして個人的にはその通りかなぁと思いました.
『真面目純粋やや鈍感気味の男主人公が,美人(or可愛い)ヒロインと一緒に困難に立ち向かっていく』という構図が勧善懲悪が基本展開のラノベとそっくりなのです.ただ扱う題材がミステリであり,主人公は警官,ヒロインはホテルの受付(フロントクラーク)といった大人向けの設定で,文章も中高生と言うよりは大人向けの文章なのであくまで大人向けではありますね.

読み終わった感想としては「これミステリなの?」というのが第一声でした.殺人事件を扱うわけですが,別に複雑なトリックがあったわけではなく,簡単に言ってしまえば謎らしき謎が解けた後に特に感動はしませんでした.代わり,お互いに相いれなかった主人公とヒロインが協力し合い,かつ事件の解決を通して成長していく様が良かったです.
うーん,何と言いますか,読みやすいし面白かったんですが内容がそんなに厚くないというか.王道の展開に設定を流し込んで,地の文章力でまとめた一作というか.
物語や文章としては完成しているんですが個性的な何かを感じ取れませんでした.端的に言うと別に読まなくてもいいです.
この東野圭吾さんは,王道の展開(物語の雛形)を把握していてそれに個別の設定さえ流し込めば書ける文章力を持っているので完成度の高い作品を量産するのができる方なんじゃないでしょうか,と思いました.


○推定少女~砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない~1、2、3、悠久!(桜庭一樹)
推定少女を以前読んでいてドハマりしたので,さらに代表作として「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」を読みました.
始めハードカバーを図書館で読み,読み終わった後とても面白かったので帰り道の本屋で買いました.
「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」は思春期の女の子の話す幻と現実の入り乱れた世界を舞台にした話です.
まぁ,簡単に言えば女の子は嘘をついているのですが,その嘘の正体が徐々に明らかになっていくものです.
僕もよく砂糖菓子の弾丸をばら撒いていますしね,ばきゅんばきゅん.好きな人は好きな作品だと思います.不特定多数にはおすすめできないと思います.
「1、2、3、悠久!」はその隣に置いてあったので買ってみました.全然面白くないので読まなくていいです.


○ペンギン・ハイウェイ(森見登美彦)
なんで読もうと思ったのが記憶にないのですが,友達の家に並んでいたからだったと思います(あやふや).
この著者ですと「夜は短し歩けよ乙女」が有名だと思います.この友達に借りて読んで面白かった記憶があります.
が,「ペンギン・ハイウェイ」は面白くなかったです.
うーん……面白くなかったです.これ以外に特に感想が思い当たりません.
友達は面白かったと言っていたので面白いと感じる人は面白いと思います.

あえて,面白くなかった理由を説明すると
・ペンギンがいきなり現れたand消えた理由が不明瞭である
・↑であるに関わらず,ペンギンを題材にして面白いストーリーがあるわけではない(なんでペンギン出てきたの?)
・お姉さんとペンギンの関連もよくわからなかった
この辺はピンとくるかこないかだと思うので,ピンと来た人が良くてうまく面白さが読み取れなかった僕が悪いでもないと思います.向き不向きですかね……一個までの桜庭一樹の作品なんかも僕はめちゃ面白かったですがピンとこない人は全然わからないと思いますし.


○舟を編む
僕はよく本屋に行くのですが,体感3ヶ月くらい入口入ってすぐのところに平積みにしてあって(勝手に)根気負けして買った一冊です.何かの大賞を取った作品らしくて,僕も「いい加減何かの大賞狙わないとなぁ」と言う風に思っていた時期だったので興味が出たんだと思います.
ちなみに大賞は狙おうかなと思ってますが特に具体的には決まっていません.

さて,内容には普通に面白かったです.
「辞書作り」という結構コアなテーマも興味が惹かれますし,少し特殊な内容・展開になりがちなのに読みやすい文体.
そして最も特徴的だったのが,頻繁に視点(地の文の一人称)が変わることです.ある時はコミュ障気味の主人公,ある時は陽気な同僚,ある時はファッション雑誌から回されてしまった女性,ある時は老齢の作家を担当する編集者,といったように登場人物の視点を行ったり来たりします.当然「今誰視点だっけ?」といった下らないことになったりはしません.素人が書くと起きがちなのですがそんなことは全くなく感嘆の一言です.
そして物語を取り巻く色々な人の視点を通して話を進んでいき,様々な裏のエピソードも辿りながら一冊の辞書を編む.この上ない達成感を感じられます.
辞書を編む作業はとても長い年月がかかります.主人公は冒頭では20代のまだ新人社員でしたが,物語の終わりでは部署を引っ張るリーダーとなっている,など時間の流れも壮大なドラマとなっています.読み応えがあります.
あ,そういえば一応恋愛要素もありますが,個人的にはあまり印象には残ってません.相手の女の人も主人公も不器用な少し変わった恋愛をしたのも覚えていますが,これも舟を編むエピソードの一環のように感じました.

傑作の小説だと思います.心躍る冒険譚でも最後にどんでん返しのあるミステリでもない,地味な出版社が一冊の辞書を地道に作っていくだけの話なのに,とても壮大で面白い.こんなにも面白くなるのか,とまで言えます.小説として非常に高いレベルの作品だと思います.


○家族趣味(乃南アサ)
適当に衝動買いした本だと思います.短編集.
内容としては「世にも奇妙な物語」を想像してもらえると近いと思います.
ただしより恐ろしく感じたのは,"あまりにも身近に起こりえそうな内容"であること.
宝石の美しさに囚われバイトと借金を繰り返し宝石を買い込み,それに飽き足らず他人に手をかけてしまう人……,
中年太りを解消するために運動を始めたが,自身の肉体が美しくなっていくことに夢中になりすぎて他の何もかも失ってしまう人……,感情論を徹底的に排除したデジタル思考を突き詰めた結果自身の命までも冷静に天秤にかけてしまう少年……,などなど.
本人もきっかけも平凡,そして当然の流れのはずなのにどこかおかしく悲劇的な結末.非現実的な話なのにもしかしたら自分や身の回りの誰かもこうなってしまうかも……と思ってしまいそうな魔力があります.
おすすめの作品です.読み終わった後に気味の悪さが残ってしまう人もいるかもしれませんが,物語自体はあっと思わせるようなモノがあります.

物語・ストーリー性の面で完成度の高い作品だと思いました.内容の方向性はともかく,日常の中に自然と非日常を溶け込ませるようなこの書き方はぜひ参考にしたいと思っています.(思っているだけ)


○ノーゲーム・ノーライフ(榎宮祐)
今までとの流れから一転ライトノベルです.
今まで読んだラノベから一転,非常にレベルの高い作品だったのでここに紹介."レベルの高い"だなんて書くと上から目線なのでどうかと思ったのですが,ただ"面白い"というだけでなく書き方等テクニック的な面で技巧が凝らされているという意味でこう書きました.

一巻だけを買い,二巻~六巻をバイト先の子に借りて読みました.
だいたいのラノベが設定ゴリ押し系なのに対し,この「ノゲノラ」はストーリー重視,盛り上がる場面,最後にどんでん返しのある場面がしっかり設けられていて読了感がハンパないのです.
"設定ゴリ押し"というのはつまり「設定は手が込んでいるけど,そこでエネルギーの大半が使われていて展開は平凡」というのを言っています.だいたいのラノベがキャラや舞台設定はそれぞれだけれど展開が王道もので似ている,というのが同じようなポイントだと思います.上の方で勧善懲悪がどうたらって書きましたがそれと似たような感じですね.
ラノベごとのキャラや雰囲気(設定)を楽しみながら読み進めていって,ピンチがあったり強敵がいたりして読み進めていって平坦に読み終わって,というのがだいたいのラノベです.
「ノゲノラ」の方は設定こそ割と荒唐無稽だったりするのですが,それを勢いで流し込んでピンチは本当に不安になるくらいのピンチ,強敵はめっちゃ強くて絶望的,だけど最後には無茶苦茶な方法で勝っちゃう,というのが読み応えがあります.なので何というか,冷静に読み返すと設定は結構無理があったりしますよね(笑).

僕があまりラノベを読んでいないのもあるかもしれませんが,割と似たような展開に設定だけすげ替えた作品が多い中少し変わった作品だなと思いました.読んでみる価値はあると思います.


○艦これ陽炎ラノベ
疲れたのと今度最終巻を手に入れて読むつもりなのでその後買います.
ライトノベルで泣いたのはこれが初めてでした.かなりお気に入りの作品です.
鶴翼の翼も今手に入れていて近いうち読む予定なのでそちらもあわせて紹介できればと思います.



こんなところでしょうか.
適当に上げていってさらっと触れて終わらせるつもりだったんですが,思ったよりも長くなってしまいました.
最近は長くつまらない記事が多い(気がする)ので面白い記事になってくれたらと思います.

今後もブログと言う形でTwitterとはまた違ったまとまった文章での文章発信を再開していきたいと思っています.
それでは今年もよろしくお願いします.


スポンサーサイト
別窓 | リアル日記 | コメント:0 | トラックバック:0
<<2016-01/06-Review-ブラック・ブレット 神を目指した者たち | サクラユキマウゲンソウセカイ(偽) | 2015-12/30-KanColle-鹿島SSおよび二次創作に関する姿勢と今年の振り返り>>
この記事のコメント
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
トラックバックURL

FC2ブログユーザー専用トラックバックURLはこちら


| サクラユキマウゲンソウセカイ(偽) |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。